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音楽家のジストニア:発症の事例~前編

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 私自身が発症時期の前後(20~21歳)、どんな環境でギターと向き合っていたかを1つの事例として見ていきます。

--- レコーディング現場に出入りするようになる ---

① 当日に譜面を渡され、音源を流しながらチェック。

→ この間に、どのようなフレーズを弾くかを「頭の中で」組み立てる。

② 実際にギターをあてながら、1回リハーサルをする。

→ この際、アーティスト側から要望があれば変更を施す。

③ 本番で2テイク録音し、お疲れ様でした。

セッティングから撤収まで、1曲あたり40分くらいでしょうか。

--- クラブでの演奏(いわゆるハコバン) ---

① 事前に数十曲のレパートリーを言い渡される。

→ 自宅で楽曲をある程度覚える(暗譜する)

お店でのリハーサル。

→ この際、店側から要望があれば変更を施す。

1晩で20曲前後、飲食している客前で演奏。

セッティングから撤収まで、1回あたり3時間くらいでしょうか。

 幼少期から音楽教育を受けていたわけでもなく、もともとのセンスの無さも相まって、周りのミュージシャンの能力(読譜能力・音感など)に引け目を感じておりました。上記のような現場に出入りするようになり、要求される事柄に対応すべく、技術的なトレーニングを倍加させました。まずは運指/ピッキングなどにとらわれず演奏できるレベルに到達しなければ成立しないと考えたからです。

 その後、半年くらいで成果が現れ始め、初見演奏や読譜に対する恐怖感も和らいでいきました。しかし同時に、頭で理解できていても身体がついてこない逆転現象が起こり始めます。

「譜面は理解できている、何を弾けば良いのかも分かる、そのための弾き方も知っている、けど意図した動作にならない」

 少し腱鞘炎の疑いもあったため一時的なスランプだと解釈し、痛みの少ない日などを見計らって一層の技術的トレーニングを再開する事に。そこから1週間~10日足らずで、いよいよ演奏不能な状態へ突入していきました。


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#音楽家のジストニア

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