安定した押弦動作と力加減をつかもう
- ハートフルギター教室
- 2019年12月26日
- 読了時間: 2分
押弦/離弦のたびに左指が跳ねてしまうと、精度も速度もいまいちなフィンガリングになりがちです。多かれ少なかれ起こしてしまう指のバタつきを軽減していくために、まずは「指をスイングさせる軌道」を安定させていきましょう。私自身、そして多数の生徒さん方に対して効果が高かったトレーニング方法を1つ紹介してみたいと思います。

これは小指の第1&第2関節を軽く曲げ、その間にビー玉を挟み込んでいるところです。前腕がリラックスしていれば、手首から先は垂れ下がるようになるはずです。

ビー玉を落とさないようにしながら、掌が2つ折りになる方向へ曲げたところです。

掌の2つ折りを解除して、最初の形へ戻したところです。もうお気づきかと思いますが、第1&第2関節は一定のコンディションをキープしています。掌を2つ折りにするだけなので、指頭の軌跡は直線的となり、結果正確な軌道を描きやすくなります。

ビー玉を挟み込んだまま、1弦を押弦しにいきましょう。前腕に余計な力が入っていなければ、手首から先が垂れ下がったままネックに添えられます。

実際に1弦を押弦したところです(視認性を高めるため、あえて押弦位置をフレットからズラしています)このモーションはMP関節(掌が2つに折れる部分)が軸となっているため、スイング中に第1&第2関節の余計な動きが生じません。
トレーニングの中で「第1&第2関節」と「MP関節」を、ある程度分離させるようにしていきましょう。
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