ピッキングでもフィンガリングでも「前腕の回転動作」は最重要ポイントです。掌を下向きにすることを「回内」、上向きにすることを「回外」といいます。日常生活では水道の蛇口を回す、ビンのフタを回す、キーをカギ穴に差し込んで回す、というように、比較的回転半径の小さなものを回すときに行っています。
回内/回外の「日常的バランス」が悪いと「押弦の着地が安定しない」「アップピッキングが引っかかる」などの症状を起こす場合があります。特に回外がうまくできないケースが多いので、腕のバランスを回復させる「回外トレーニング」を取り入れてみましょう。
1.ゴム紐を両手でつかみます
2.右手の掌を上向きに返します
注.手首が前後左右に折れないように行います
このように適度な負荷をかけながら回外を続けます。動作に慣れてきたら負荷量を徐々に減らし、一定のテンポでクイックに反復してみましょう。