ピックを上手に使うためには、その支え方に柔軟性をもたせる必要があります。ピックをガッチリとホールドしてしまうと、弦から受ける衝撃を逃がしきれずにギクシャクしてしまい滑らかなピッキングは難しくなります。そこで私が普段行っている「ピックを指に馴染ませるトレーニング」を紹介します。
(手順1)まずは普段通りにピックを支えます
(手順2)親指を離し、人指の指頭を掌へ引き込みます
(手順3)人指の腹が、掌に着くまで引き込みピックを挟みます
(手順4)親指の側面を合わせてホールドします
(手順5)ピックをホールドしたまま人差し指を伸ばします
(手順6~9)手順4~1を逆行しこれを反復します
このように親指と人指を使うためには、手全体のバランスが大切になります。バランスが取れてくると、打弦時のちょっとしたコントロールが効きやすくなります。一連の動作を可能な限りクイックに、何よりも力まずに行えることが目的です。