内外の柔軟性
脱力とは少し異なりますが、今回は「抵抗の軽減」という観点からみていきます。手の内部/外部ともに、柔軟性をもたせることで運動の負担を軽減させることができます。まずは下記を確認しましょう。
指の付け根の皮膚(指間膜)
腱間結合部
指の間にある水かきのような皮膚部分。例えば、Gコードの一部である「1弦3F=小指/6弦3F=薬指 」を押弦する場合、ここが固いとどちらかに引っ張られやすくなり、抵抗感が強くなります。
続いて内部を除いてみると、指の腱どうしがつなげられています(赤いところ)この結合部分が固いと、隣り合う指がつられやすくなります。すると、つられまいと抑制するためのエネルギーを余計に消費します。
そこで、以下のストレッチを行ってみましょう。
4指を目一杯伸ばし、指を御辞儀させるようにMP関節を曲げます。この際、第1&第2関節まで曲がらないよう、若干指を反らせるようにして行います。単独でできたら、ペアにして行ってみましょう。
よく、左右に広げるストレッチが良いとされますが、実用性に欠けますし、個人的に効果は薄いのではないかと考えています。きしむドアに潤滑スプレーを吹きかけるように、こうしたストレッチで抵抗感の少ない運動を目指しましょう。