ハートフルギター教室

放っておいても音色が育つ「ギター熟成器」とは!?

最終更新: 2019年12月28日

 ギターは「弾きこむことで音色が育つ」とされていますが、放っておいてもその状態を作り出すアイテムがこちら。

Tone Rite / Guitar 3G

 メーカーサイトによると…

「多くの弦楽器は演奏時の振動によって、そのサウンドが成長、熟成されていきます。このToneRiteシリーズは、演奏時の振動を擬似的に作り出し、演奏をしていない時にも楽器の熟成を手助けする楽器熟成機器です。」とあります。

 電源アダプターのような形をしています。下部から飛び出ている3つの突起を弦間の差し込みスイッチを入れると、マッサージ機のごとく振動を始めます。

メーカーサイトのQ&Aによると…

Q.どの位の期間、装着して使用すれば効果が得られる?
 

 
 初めて使用する場合は最低72時間の連続使用を推奨しています。144時間辺りから、効果が得られたとのサンプリングデータがあります。(楽器の個体差があるため、効果を確認しながら、使用時間を調整してください。)
 

 

 
Q.ToneRiteの使用を中止した場合はどうなる?
 

 
 定期的に使用されない場合、得られた効果が少しずつ失われていきます。環境に依りますが、1日~7日で効果が薄れてきます。1ヶ月程度で、殆どの効果が薄れてしまうという集計結果が出ています。定期的な使用を推奨しています。

 この製品を頂いてからストラト/レスポールなどのソリッド系、セミアコ/フルアコ/アコギなどの箱系で試してきました。比較の仕方があいまいなので何とも言えませんが、音が劇的に変化するという感じではなく「バランスの向上」を実感できた気がします。ボワンと膨らみがちだった低音弦がタイトに鳴るようになり、ギャンギャンしていた1弦が落ち着く…といった感覚でしょうか。結果、全体の鳴り感がまとまり「弾きやすくなった」と感じることがありました。加えてネックの狂いが少なくなったのは気のせいでしょうか。

 楽器の音色は自己満足の世界ですので、プラシーボ効果であっても「良い音になった」とプレイヤーが感じていれば演奏も楽しくなるというものです。そういった奏者の心情をくすぐるおもしろいアイテムではないでしょうか。気になる方はコチラを是非チェックしてみてください!

#ギターの調整